長者原融通(ちょうじゃばる とけみち)

二年十三組に在籍する男子高校生。異常(アブノーマル)の集う十三組所属で「公平」の異常性を持つ生徒。箱庭学園の生徒会選挙を取り仕切る選挙管理委員会の副委員長で、公平且つ合理的に選挙を滞りなく行うために尽力する。

常に黒い巻き布で目を多い目隠しとしているが身体能力は高く、不自由はしていない様子から普通に見えている様子。また長者原融通だけではなく上司の大刀洗や風紀委員も全員目隠しか黒子衣装を着ているため誰一人として素顔を晒していない。

長者原融通の初登場は球磨川の転校に際して行われた生徒会との生徒会戦挙の際で、ルールに則りつつ柔軟に対応し「公平」に戦挙を取り仕切った。

ルールに対する見解

ルールを是とするもののルールに縛られることなく、状況に応じてルールを改定するなど臨機応変な能力を持つ。そのため戦挙後も勝負事の際には呼ばれ、球磨川と委員長連合の戦いである「赤黒七並べ」の際にも審判兼ディーラーとして場を取り仕切っている。

また状況に応じてルールは変えるもののルールを破った際には例外を認めず、例え自分が不利になったり命が危うい状況になっても決して判決を覆さない。

このためルールを人より重きにおく風紀委員長の雲仙冥利とは仲が良く、長者原融通にとっては彼は唯一の男友達と言える存在である。

一度決めた判決は基本覆さないものの自分の上司でもある選挙管理委員長である大刀洗斬子の言には従うらしく、不知火に彼女から全権が預けられた際には従っている。

異常性(アブノーマル)

公平

如何なる場合においても公平に物事を進行させる異常性。しかし作中では

  • 生徒会戦挙・善吉VS球磨川で名瀬のアドバイスを黙認
  • 庶務戦決着後、暴走する球磨川を放置。結果善吉がボコボコに殴られたうえ失明
  • そのまま放置したことで球磨川が善吉と心中し(一時的とはいえ)死亡
  • 球磨川の時は生徒間の個人的な喧嘩には介入できないと止めなかったくせに、善吉が死んだ後めだかが暴れると部下を使って止める
  • 書記戦でめだかが冷凍室の窓ガラスを破壊したのに問題なし
  • しかもその際は球磨川の頭を窓ガラスに叩きつけたにもかかわらず問題なし
  • 鍵の破壊はアウトなのに、球磨川が鍵穴をなかったことにするのはセーフ。
  • 鍵の破壊はアウトなのに、江迎がブレスレットを破壊(腐らせて)したことを不問とする。
  • どんな圧力にも屈しないと言われてたのに、上司(委員長)の命令であっさりとルールを無視して球磨川の再出場を認める

など到底公平とは言えない行動が多々見られており、一部の読者には彼のスキルは「不公平を公平に見せるスキル」ではないかと言われている。

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