大嘘憑き(オールフィクション)

大嘘憑き(オールフィクション)は球磨川禊の過負荷(マイナス)の1つ。この過負荷(マイナス)はもともと安心院なじみが所有していたスキルの1つ「手のひら孵し(ハンドレット・ガントレッド)」を借りて作り上げた能力で、「現実(すべて)」を「虚構(なかったこと)」にすることが出来る。

「なかったこと」にできるもの

傷を負った現実そのものを「なかったこと」にして傷を負う以前の状態に戻したり、臓器欠損した現実を「なかったこと」にしたり、自分の気配すら「なかったこと」にすることで永久に気配がなくすことが可能だ。そして、他者の死、視力などの五感さえも「なかったこと」にできる。

つまり因果を消滅させることであらゆる現象・事象・概念の結果を「なかった」ことにする。 ただ、因果律に関与するスキルのため、自身の死に対しては自動で能力が発動し、死にたくても死ねない状態になる。制限としては、この能力で『なかったことにしたという現実』を、再びなかったことにすることはできない。

「なかったこと」にはできないもの

細かい事象の消滅は不可能ではないが困難であり、無い現実、「なかったこと」にした現実はそれ以上「なかったことにできない」。また、他者の人生と深く結びつきのある能力も「なかったこと」にはできず、江迎怒江の荒廃した腐花(ラフラフレシア)は「なかったこと」にはできなかった。

安心院なじみによると、元のこのスキルの効果は「事象の卵細胞化、つまり因果の逆流という極めて平和的なもの」とのこと。球磨川禊はこれを改造した大嘘憑き(オールフィクション)を「取り返しのつかない」能力としている。

あなたのシェアをお待ちしています

最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事を面白いと思っていただけましたら是非ソーシャルでお友達とシェアして下さい。

このエントリーをはてなブックマークに追加