名瀬夭歌は元二年十一組所属、現二年十三組在籍の「十三組の十三人(サーティーンパーティー)」の一人。験体名は「黒い包帯(ブラックホワイト)」。個性派揃いな「十三組の十三人」の中でも包帯で顔を隠しナイフを留め具代わりに刺している名瀬夭歌の姿は際立って異質だろう。
バイオテクロノジーの世界的な権威で「十三組の十三人」の中では統括役として在籍しており、「フラスコ計画」において重要なポジションを占めている。
持っている異常性は「禁欲さ(ストイック)」と「改造」、特に「改造」のスキルは「フラスコ計画」そのものを表していると言っても過言ではないほど強力な能力である。
正体
その素顔を隠した名瀬夭歌だが、生徒会との対決で真黒との賭けによって素顔を晒している。正体は黒神めだかで、黒神家の長女であり、めだかの姉であり真黒の妹だ。
生まれながらにして持つ「禁欲さ」によって家に居てはこれ以上不幸になれないと言う理由で11歳で家出し、行方不明となっていた。
自らの「改造」の能力で自分の記憶を弄り、家に居た頃の幸せな自分の記憶を消去しているため本人もめだか達のことは覚えていなかった。
同じ十三組であり実験体である古賀いたみの事は中学時代からの友達で、彼女が危機に陥ったときは上記のポリシーを覆してまで救いを求めている。
異常性(アブノーマル)
禁欲さ(ストイック)
名瀬夭歌の持つ異常性「禁欲さ」は彼女自身の在り様を表しており、生まれながらにして素晴らしいものは不幸からしか生まれないと言う価値観を持っている。このため容姿を包帯で隠し、幸せを拒絶する「禁欲さ」で生活し、その代価として類い稀なる分析力と頭脳を持つ。
改造
対象の肉体や精神を弄る能力があり、この力で古賀いたみに超人じみた身体能力を持たせたり、めだかの記憶を奪ったりしている。