財部依真は一枡女子中三年一組に在籍する女子中学生。金髪の小柄な少女で、ベレー帽を被り赤縁の眼鏡をしている。喋るときは「本音と建前の線引き」に気を付けているらしく本音が線引きされながらも吹き出しに漏れている。
初登場はめだかの後継者候補を選別する体験入学会において球磨川の言葉に折れずに最後まで残った五人の一人。
その正体は安心院なじみが送り込んだ悪平等(ノットイコール)の一人。安心院にしても財部依真は好戦的な性格をしていると評される分身で、無抵抗な人間をいたぶる拷問が好きというサディスト。
球磨川禊との関係
当初は球磨川を嫌っており他の候補者四人を連れ襲撃するものの反撃にあい、勝ちを譲る形で助けた球磨川には表面的には嫌っている姿勢なものの好意的な想いを持つ。
その後財部依真と球磨川は漫画を貸し借りする仲になっており、めだか主催のオリエンテーション「宝探し」においては球磨川から借りた漫画が課題クリアの鍵となった。
当初は他人を踏み台にしか思っていないと言っていたものの、赤青黄との完全神経衰弱においては友達を傷つけた赤を許さないと激昂していた。
悪平等(ぼく)である以前に自分(わたし)であること
また安心院なじみの分身ながら彼女達五人に与えられた役割は「自由であること」、「悪平等(ぼく)である以前に自分(わたし)であること」であり、それぞれ個性と意志があることを語った。
そのためめだかと善吉が対決した際には安心院から離反すると宣言しており、球磨川の「裸エプロン同盟」に参加し事態を引っ掻き回そうとした。
十年後のエピローグでは五人の友情は色あせておらず、共同で作ったスマホ向けのアプリで商売するために会社を作ろうと話していた。