球磨川禊(くまがわ みそぎ)

三年-十三組に名門である水槽学園から転校してきた男子高校生。取り立てて特徴のないどこにでもいる学ランを着た平凡な姿をしている。口癖は『また勝てなかった』、『僕は悪くない』で台詞には常に『』がついている。

黒神めだかや人吉善吉、阿久根高貴と同じ箱舟中学校出身で彼女たちが1年の頃、支持率0%で生徒会長に就任した。破滅的な思想を持ち人のために生きるめだかとも人の上に立つ都城王土とも違う、人を堕落させ駄目にする生き方をしていた。

勝ちや負けに拘らず、物事や人の信念を台無しにすることに長けており中学時代の生徒会も結局数ヶ月でリコールされたものの関わった者に多くの心の傷を残した。

箱庭学園への転校

生徒会が「フラスコ計画」阻止に動き、地下2階時点で現在のプランを見限った理事長によって箱庭学園に招かれた。理事長は過負荷(マイナス)と呼ばれる者たちを起爆剤にして「フラスコ計画」を加速させようとしたものの制御できない球磨川禊の思想を見て「負完全」と称する。

その後、球磨川禊は箱庭学園のエリートを抹殺するために現生徒会のリコールを請求、現生徒会と対決する生徒会戦挙に参加する。

生徒会戦挙

生徒会戦挙においては庶務戦で出場し人吉善吉と対決した。勝負自体は早々に負けを認めたが外野からは手が出せない状況を作り出し、めだかの目の前で善吉の心を折るために視力を奪った。

また生徒会戦挙の序盤に自分が出たのも囮としての役割が存在し、影では書記戦、会計戦担当の阿久根と喜界島を襲わせ棄権させている。

生徒会戦挙の終盤である会長選では担当である不知火半袖の代理として出場した。黒神めだかと本気の殴り合いにより、めだかが自分を対等に見てくれたことやめだかの応援に駆け付けたかつての敵たちを見て負けを認める。

その後、めだかの薦めもあり箱庭学園第99代生徒副会長として就任した。

『』が示すもの

『』が付いている時の彼は基本かっこつけであり、かっこつけを止めた際には台詞が『』なしになる。『めだかボックス』において非常に人気のあるキャラクターで第2回人気投票ではぶっちぎりの1位を獲得している。

小説版では主人公を務め、彼が箱庭学園に来る以前の話が語られている。

過負荷(マイナス)

大嘘憑き(オールフィクション)

あらゆる全てをなかったことにしてしまう能力で、怪我や病気はおろか視力や死という現象すらなかったことにできる。本来は安心院なじむの「手のひら孵し(ハンドレットガントレット)」と言う能力で、安心院に返した際には一時的に使用ができなくなった。

脚本作り(ブックメーカー)

本来の球磨川禊としての過負荷はこちらで安心院に預けていたが、現在は取り戻している。能力は状態を強制的に球磨川禊と同じにする能力で、精神面や能力面に強く作用し、プラスをマイナスにする能力。
その能力は1京個のスキルを持つ安心院なじむを封じる事すらできるもので、彼の本質に直接関わるスキルであるため彼が満ち足りる度に弱体化していく。

劣化大嘘憑き(マイナスオールフィクション)

「手のひら孵し(ハンドレットガントレット)」の返却後、心の中に残留していたパーツを寄せ集め、適当にでっち上げた新たな大嘘憑き(オールフィクション)。

安心大嘘憑き(エイプリルフィクション)

安心院なじみの遺産である「手のひら孵し(ハンドレットガントレット)」と「実力勝負(アンスキルド)」を合成して生まれたスキル。「なかったこと」にした対象が3分で元に戻る。

虚数嘘憑き(ノンフィクション)

安心大嘘憑き(エイプリルフィクション)の応用技で「なかったこと」を更に「なかったこと」にできる。取り返しのつかない過負荷と言われた大嘘憑き(オールフィクション)だったが、これによって取り返しがつくようになった。

あなたのシェアをお待ちしています

最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事を面白いと思っていただけましたら是非ソーシャルでお友達とシェアして下さい。

このエントリーをはてなブックマークに追加