愚行権(デビルスタイル)は人吉善吉がめだかと全くイーブンな条件で対峙する事を目的として発案し、不知火半纏に作成してもらったスキル。めだかの完成(ジ エンド)のように天然の能力でないにしろ、人吉のオリジナルの能力なので善吉固有のスキルとされている。
善吉が、生徒会選挙でめだかと対立するために作られたもので、第133箱で『愚行権(デビルスタイル)』と名前を明らかに、第138箱で具体的な能力内容が出てくる。
安心院なじみによって説明された愚行権の効果
- 敵の必殺技がぎりぎり急所を外れない
- 行けども行けども殺人事件に遭遇しない
- 「悪運の強い野郎だ」とか言われない
- かつてのライバルが絶体絶命のピンチに通りかからない
- トーナメントで弱い順に当たらない
- 曲がり角で女の子とぶつからない
- 敵の気紛れで生き残ったりしない
- 敵の妹と知り合えない
- 旅先でばったり友達に出会わない
- 土壇場で逆転の秘策が思いつかない
愚行権(デビルスタイル)はあらゆる偶然を取り除く能力のことだ。このスキルを端的に表すのならご都合主義の排除であり、もちろん自分への主人公補正をも拒否する。
つまり主人公であるからこそ都合良く発生する偶発的な出来事、その恩恵を受けなくなる。例えば、漫画で主人公が大ピンチの時にたまたま運よく援軍がきて勝利するとかそういう感じの偶然はなくなり、あらゆる偉業を『あいつらはただ運が良かっただけ』と切り捨てることができる。
めだかのような「勝つことを約束されている主人公」には最適なスキルといえるだろう。