上峰書子は三年十三組在籍の「十三組の十三人（サーティーンパーティー）」の一人。験体名は「食虫食物（デンタルシューズ）」。「十三組の十三人」の中でも別格の異端児と言われる「裏の六人（プラスシックス）」の一人。
「裏の六人」は誰一人としてまともに制服を着ていないが、湯前音眼もその例に漏れず蝶々ネクタイにフォーマルスタイルのスーツを着ている。長い黒髪を後ろで三つ編みにし、大きな本を持った眼鏡少女、一見すると文学少女にも見える女子高生である。
上峰書子の初登場は「フラスコ計画」阻止のため地下施設に足を踏み入れた生徒会とチーム負け犬の前に敵として立ち塞がった。一見おとなしそうな外見だが、「裏の六人」の中でも鶴御崎と並んで選民思想が強く、普通（ノーマル）をゴミと評している。
チーム負け犬との激闘
黒神に関しては当初は無関係を決め込むつもりだったらしいが理事長に頼まれ地下施設に侵入した普通を駆除するため駆けつけた。
地下施設最下層への直通通路であるエレベータに待ち伏せしチーム負け犬の面々と激戦を繰り広げたが、球磨川の乱入によってチーム負け犬共々完膚なきまで叩きのめされている。
上峰書子の持っている大きな本には今まで食べたもののデータが記されているらしい。生徒会戦挙の会長選においては黒神めだかの応援に駆けつけ、他の十三組の面々と共に「お前を倒すのはこの俺だ」とめだかに発破をかけた。
異常性（アブノーマル）
上峰書子の能力は食べた物のデータを分析するというもので何でも口から食べることができる。チーム負け犬との戦いでは宗像形によって放たれた機関銃の銃弾すら食べており、音速で放たれた鉛玉すら食べることができる。
名瀬曰く彼等の能力は異常性（アブノーマル）の中でも異質で、球磨川等、過負荷（マイナス）の能力を見た後は、彼等の能力は過負荷（マイナス）寄りと分析している。
